先週末、使用頻度の少ない時計を処分して、いくらか追金してBell&Ross BR03-92 PHANTOM CERAMICを購入。

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写真に撮るのが難しいや。
真っ黒な腕時計。
Bell&Ross BR01/BR03シリーズは飛行機のコックピット計器にインスピレーションを受けたデザイン。
オリジナルのBR03は黒ダイヤルに白の針とインデックスで視認性は抜群です。
でもPHANTOMは何から何まで真っ黒。とにかくオールブラック。
いかに時刻が読みとりやすいかという腕時計の基本機能を捨て去り、瞬時に読みとれないという不自由さ。少しでも暗くなるとマジで時間がわかりません。(蓄光も強くない)
2008年位だったでしょうか、この時計を初めて見たとき「有り得ない!!」と嫌悪感すら感じたくらいです。なのに気になるという不思議な感覚。

アビエーションウォッチということでステルス戦闘機から発想を得たそうですが、なぜファントム?
ステルス機ならナイトホークかラプターですよね。
もっともファントムのサブネームはファントム戦闘機ではなく、亡霊・幽霊の意味だそうです。

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購入したモデルは2014年に登場したセラミックケースの新型です。よく見ると初期モデルに比べて分針と秒針の形状がシンプルなものになり、文字板上の4つのマイナスネジもなくなりました。
さらに2015年のマイナーチェンジで、ベルトの固定がHEXビスから普通のバネ棒に変わっています。
いつの頃からか、ムーブメントはETA2892-A2からセリタSW300に変更されているよう。
医薬品みたいに時計の世界にもジェネリックムーブメントがあり、ETA2982-A2のジェネリック品がセリタSW300というわけです。
ま、この時計は中身を自慢するような時計ではないので、信頼性さえ高ければETAでもセリタでもいいです。
総じて作りはいいと思います。ケースの直線や平面がきちっと出ているし、組み立て精度も高くどこから眺めてもきれいです。
そして見た目と裏腹に、はめ心地は良好です。変にストレスになるような部分はありません。

一切の虚飾性を排除した端正な正方形ケースに真円のダイヤル。シンプルを極めたデザインにオールブラックで最悪な視認性が左手首上でその存在感を隠すかと思いきや、逆に超攻撃的過ぎな腕時計となって、思いっ切り存在を主張してきます。

ガワ時計の代表格として扱われるBell&Rossだけど、独自の世界観を築き上げたアビエーションシリーズは十分に納得感があります。