ハイレゾ再生にハマると避けて通れないCD音源のアップサンブリング問題。


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古のCD(16bit/44.1KHz)をそれなりに所有していて、それらは可逆圧縮のflacで16bit/44.1KHzのままでリッピングして音楽ライブラリを構築していました。
ハイレゾ再生環境が整うと、果たしてCDはCD音質のまま楽しむことが正解なのか否かというジレンマにぶち当たります。
CDは16bit/44.1KHzの情報量しか記録し得ないので、後処理でどう加工しようと、元データに存在しない情報は復元できないというのは正論です。そういう理念で古のCDはすべて16bit/44.1KHzのままflacで蓄積してきました。
ソフトウェアで16bit/44.1KHzのデータをアップサンプリング(アップコンバート)したら音質が向上するのかどうかという議論は未だに結論は出ていません。
波形観測やスペクトル分析をどんなにしたところで、最後は人間の耳がどう感じるか、それがすべてだと思います。
PCポータブルでハイレゾ再生環境が整備された今、試行錯誤の末に私の導き出した答えは、CDのアップサンプリングには条件付きで意味がある!ということです。
アップサンプリングでまったく変化が感じられない音源と、ものすごく変化が感じられる音源があります。
傾向は、アコースティック楽器かつ新しい録音ほどアップサンプリングで聴感が向上し、エレクトリック系の楽器で古い録音ほど変化が感じられないという結論に至りました。
定性的な結論ではありますが、私の耳には確実にそう感じます。なので、愛聴の音源ライブラリをPCM24bit/88.2KHzもしくはDSD2.8MHzにアップコンバートしました。
PCMは96KHzではなく88.2KHzなのは、CDのサンプリング周波数44.1KHzの2倍(整数倍)が88.2KHzだから。なんとなく整数倍のほうがよくない?程度の理由です。
賛否両論のアップコンバートですが、少なくとも音楽を楽しむ上での聴感は確実に向上します。
聴き慣れた(聴き飽きた)JAZZやCLASSICが新鮮な演奏で甦ります。