高過ぎず、チープ過ぎず、通勤で躊躇なく使えるイヤホンとして、先月発売になったパイオニアSE-CH9Tを入手。


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そしてこのイヤホンには驚かされました。すごいんじゃないですかこれ!
分厚い重低音が揺るがずに押し寄せてきます。そしてBA型かと思わせるような鮮烈な刺さらない高域と、それらに負けない中域がとにかくグイグイと高い分解能で溢れ出てくるパンチ力のあるサウンドです。
この価格帯では完全にダントツトップを取ったんじゃないかと思います。
サブイヤホンのつもりで買いましたが、これはもう価格破壊の下剋上イヤホンかもしれません。
いま手持ちのイヤホンで最も高いJH Audio ROSIEを上手投げで投げ飛ばしちゃったかもしれないと思うくらいの聴き応えのあるサウンドです。


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ただ圧力で押してくるだけでなく、聴き慣れたソースの隠れた音に気付かされたりして、ゴリゴリブイブイだけのイヤホンではない鮮烈な印象です。
じっくりとSE-CH9TとROSIEを聴き比べれば、楽器のタッチの微妙なニュアンスまで伝わるのはやはりBA6発のROSIEのほうが上です。
装着感がまた私にはとても素晴らしく、シュア掛けスタイルと相まって非常に快適です。
ノズルがかなり太く、サードパーティのイヤピースへの交換は難しい感じ。
でもこの純正イヤピースが優秀で、傘の内側にこの通りスパイラル状のフィンがあります。このおかげか外耳道にぴったりとフィットしてくれます。よく考えられてるイヤピースです。

端子はMMCXを採用していてリケーブル可能です。1枚目の写真はNOBUNAGA LabsのBL-AKX1に交換して2.5mmバランス化してます。一部には汎用MMCXと互換性がないという情報もありますが、特に問題なく使えてます。
DP-S1で使うときはバランス接続で、DA-310USBで使うときは写真のカスタムメイドの変換プラグを使用してます。


そんな上位価格帯イヤホンを場合によっては凌駕するSE-CH9Tでも、改めて私が最強のモニターヘッドホンと思っているベイヤーダイナミックのDT 1990 PROと比較試聴してみると、イヤホンとしては素晴らしい音の分離を持っているように聴こえるSE-CH9Tも、DT 1990 PROの凄まじいまでのモニターサウンドの前ではさすがに首を垂れるしかありません。
そもそも比較対象としてはおかしいことは事実でしょうが、それでもSE-CH9Tのエネルギッシュでパワフルなサウンドはとても気に入ってます。