久しぶりのROLEX。
もう変化するところなんかないんじゃないかと思っていましたが、OYSTER PERPETUAL DATEJUST41は思った以上に完成度と品質が向上していました。


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写真じゃ伝わりませんが、細部までまったく破たんのない素晴らしい完成度です。
ダイヤルの質感、インデックスの立体感、ケースの仕上げ、機械の操作感などなど、どこを見ても感心します。
一見素っ気ない針の仕上げも手抜きがない素晴らしいものです。
ロレックスは雲上品というわけではありません。それに不思議と職人の手作り感も皆無なんです。ただただひたすらに工業製品の極上品質という感じ。


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ロレックスのステンレスはSUS904Lという種類のものが使われています。
多くの腕時計にはSUS304とかSUS316Lが使われます。
SUS904Lはポリッシュ面の光沢や色味がスチール臭くなく、どこか貴金属系ケースに通じる美しい輝きがあると思います。
なのですが、どうもSUS904Lって硬度が低めなのか、わりとすぐに傷がつきます。この写真は新品をおろして2日目に付いたケース横の擦り傷。どこにもぶつけたりしていないんですが、こんな感じになります。
まあ遅かれ早かれケースに硬化処理が施されていない腕時計は傷がつきますが、SUS904Lのロレックスは布地にこすれたりうっかりテーブルに置いたりしただけで擦り傷がつく感じなので気を使いますね。
今回のDATEJUST41に限った話ではなく、これまでのロレックスもみんなそんな感じでした。


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ところでモデル名にもなっているDATEJUST41。
公式ページでもケース径が41mmと記載されていますし、多くのレビューでも41mmとされています。
でもノギスで実測すると39.8mmなんですよね。どこを計っても41mmになってるところはないです。
あり得ないけどリューズの頭まで含めるとしても42.6mmだし。安物のデジタルノギスが狂ってるのかと疑って、もう一本のバーニヤノギスで校正してみましたが全く問題なし。
となるとパチもんロレックスだろっ!って突っ込まれそうですが、残念ながらこれは三越で購入した正規品ですから。


RLX126300warranty
日本ロレックスから名前入りの保証カードが届きました。
ロレックスは並行差別がないブランドなので非正規店の並行輸入品を買ってもいいんですが、ロレックスは並行品と正規品の価格差が他のブランドと違ってそれほど大きくありません。
今回は正規品を買う満足感と安心感とか、卑屈にならずに堂々と日本ロレックスにメンテに持ち込めるとか、そういうメリットを享受したくて国内正規輸入品を購入です。