もはや話題性なし、注目度限りなくゼロのAstell&Kern AK300は絶賛愛聴中。


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「光の陰影」がデザインテーマのAK3xxシリーズ。この形の必要性がさっぱりわかりません。
正直いって意味不明なデザインが好きではありません。なんだか70年代の腕時計みたいなクドさがあります。
しかし加工精度と手にした時の質感の高さは素晴らしいですね。エッジがシャープであいまいさがありません。面の精度も高いです。


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背面にはウロコのような模様のパネルが貼られています。光の向きで色が変化する凝ったもので、美しい。
DAPを過保護にする私は、表と裏にはガラスフィルムを貼りました。ピカピカです。


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AK300にはケースが付属します。ネイビーで複雑なボディ形状に合わせた作り。
なかなかよさげなケースですが、残念ながらPUレザー製。合皮です。
AK320とAK380には本革ケースが付属するのに、AK300だけ合皮とは・・・
それにしてもサードパーティのアクセサリーが少ないなぁ。DIGNISやムサシノレーベルあたりからレザーケースが出ていると思い込んでいたのに、いざ探したらまったくなし。
他のメーカーにもなくて、これと色違いの純正ケースと、無用なスタンド付きのOPUレザー製しかない。


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上着を着ないシーズンはこれ。VanNuysのポーチに入れてベルトに装着してます。
今回もAK300購入に合わせて入手しました。
我が家にVanNuysの各種ケース、いったいいくつあることやら・・・
上着を着るシーズンになったら同じくVanNuysのふわふわケースに入れて持ち運ぶ予定。手元にあるふわふわケースとサイズが合わないので新規購入しないと。

ところでAKシリーズのDAP、以前買ったAK70でも感じたのですが、箱出し直後の音と10時間~20時間程度通電した後の音が変化します。
いわゆるエージングというやつですが、ポータブルオーディオプレーヤでエージングで音が変化する要素がそんなにあるとは今でも思えません。
もしあるとすればリチウムイオンバッテリーが数度の充放電で活性化すること(バッテリーの活性化は確実にある)、電解コンデンサの変化くらいのはずです。
しかしAK DAPに通電で特性変化しそうな電解コンデンサは使われていないはずです。人柱な勇者の分解記事がないのではっきりしたことは不明ながら、海外サイトにAK380を分解して撮影した基板の写真がありました。それを見る限り電解コンデンサは一つも入ってません。あるのはチップタイプのタンタルコンデンサか積層セラミックコンデンサだけです。AK300だって当然使われていないでしょう。
百歩譲ってこれらチップタイプのコンデンサが数時間の通電後に特性変化をするとしても、電解コンデンサほどの変化があるはずもなく、やはりどう考えても謎です。
でも確実に変わるんですよねぇ。耳が慣れただけではないと思っています。
そして悔しいことに、AK300の音はやはり素晴らしく、満足感の高いサウンドです。
国粋主義者の私は毎回悔しい思いを抱きます。悔しいけど気に入ってます。