デスクトップオーディオ環境を新しく構築してます。



mka20190123 (1)
巷の評判を自分の耳で試したくて、個性的なスピーカーユニットのマークオーディオ Alpair5を入手しました。最新モデルのAlpair5V3です。
5cmユニットといわれることもあるAlpair5ですけど、エッジの外側まで6.4cmあります。




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ユニークなダンパーレス構造。サスペンションがありません。コーンはフロントエッジだけで支えられて緩々です。このおかげでコーンの振動が妨げられず自由に動けるってわけです。



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このユニットを入れる箱は悩ましいところ。開口サイズが82mmという中途半端な径なので、有名無名の8cmユニット用エンクロージャーだと入らないんですよね。
困ったときのヤフオク。素晴らしい自作エンクロージャーを出品している方から落札して、Alpair5に合うサイズで開口加工とフレームのザグリ加工までお願いしました。



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おー、ジャストフィットです。素晴らしい。
容量約5Lのバスレフ箱で、設計上のfd=70Hzとのこと。小口径Alpair5にもマッチしそうなサイズだと勝手に思ってます。



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引っ越して行き場を失っていた300BシングルのSoftone MODEL8-300Bはデスクトップオーディオ用のパワーアンプとして活躍します。
音出し直後の第一印象は、予想と違ったチープな音。。。
えー、Alpair5ってこんな音なの???ってちょっとだけ落胆したのは事実です。
ユニットのせいなのか、エンクロージャーとの相性なのか、何にしてもこのもっさりした音は嫌だなぁと思いました。
しかし30分もしたらあれれ?、ずいぶんと聴ける音になったじゃないですか。
極小ユニットですから重低音の圧はそれなりですが、ニアフィールド用スピーカーとしては必要十分。
高域にシャープな音というキャラクターを想像していたのに、実際はかなりのかまぼこ型だと思います。
解像感は優秀です。音の細部まできっちり分離して聴かせます。そして音場の広さがすごい。これは私のリスニング環境のせいかもしれませんが、独特の広がりと響きがあります。
あと、音楽のジャンルというかソースとの相性の良し悪しを極端に感じるスピーカーです。
弦楽系の楽器はぞくっとするほどの響きですが、管楽系の音はどうも今一つ。J-Popなどボーカルものもなんかいまいちです。
もう少し鳴らし込んで試行錯誤が必要みたい。


少し鳴らし込んだら激変しました



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以前買ったまま一度も灯を入れていなかったTUBE-00J LIMITEDAmulech AL-38432DQとSoftone MODEL8-300Bの間にプリアンプとして入れました。
やはりTUBE-0x系のラインアンプはいいですね。正直言えば音に色付けしているアンプで邪道なものかもしれませんけど、聴感上の満足度が2レベルぐらい向上します。
TUBE-00J LIMITEDはこれまでのTUBE-0x系ラインアンプの最高峰だと思ってます。
Softone MODEL8-300Bとの相性はとてもいいです。