クリーンサウンド。



L1001215
ソフトンModel9は期待以上のヘッドホンアンプでした。
なん10万円もするヘッドホンアンプの音は聴いたことがありませんから、最高なのかどうかはわかりません。
比較するものではないのかもしれませんが、ミドルクラスでパワフルなヘッドホンアンプを搭載しているhiby R6 Proと比較しても、明らかにソフトンModel9が「ハイファイ」です。
雑味の一切ないスムーズな音はソフトンの真骨頂でしょうか。キレの良さを十分に感じながら、正しくアナログアンプの音がします。
通電時間が数10時間となり、音の透明感が向上した気がします。
価格的にも特に高価なコンデンサーは使われていないはずです。トランスを用いたリニア電源系と信号系のコンデンサーをグレードアップしたいと思っていたのに、この音を聴いたら、このままで使いたいと思いましたし、愛おしく感じる温かいヘッドホンアンプなのです。
ソフトンらしい良心的な価格、これで利益が出ているのか心配になったりします。
構成的にも価格帯的にも直接競合する製品がなく、逆に手を出しにくかったり注目されなかったりしそうです。
私のように中華ヘッドホンアンプを使っているユーザーだけでなく、高級機ユーザーにもサブ機として楽しめる個性的なアンプだと思います。