SV-2A3の完成品には、コンデンサにハイグレード品が使われているようです。



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組立キットのほうは標準のアルミ電解コンデンサ。
ハイグレードパーツが使われているSV-2A3のシャーシ内部写真を探して確認すると、なぜか初段のカソードパスコンだけ標準の電解コンデンサのままみたいです。
いつの日か私のSV-2A3もハイグレード品と同じコンデンサに換装する日が来るかもしれません。
初段のカソードパスコンは交換しても効果が薄いのかもしれませんが、後々ハイグレードコンデンサセットを買っても無駄にならないだろうということで、あえて初段のパスコンだけ換装してみました。
交換するのは赤矢印の16V 100μFのコンデンサです。



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左のコンデンサが交換用のOS-CON(導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ)。秋月電子で買ってきました。
右のコンデンサが取り外したチューブラー型アルミ電解コンデンサです。
どっちも16V 100μFです。
秋月電子で売ってるOS-CONは超低ESRのSEPCシリーズ(105℃ 5000H保証)です。
ひとつ50円ですから、取り外したunicon製チューブラー型アルミ電解コンデンサより安い気がします。
そもそも空中配線用ではないのでリード線が細くて頼りないけど、OS-CON自身が小さくて軽いので気にしない。



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交換完了。
OS-CONは特に熱に弱いといわれていますから、ヒートクリップを併用しながら手早く慎重にはんだ付けしました。



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交換直後の音ですが、
何となく解像感が上がったような。
何となく高域の伸びが上がったような。
何となく低域がタイトになったような。
何となく弦の響きがクリアになったような。
悪い感じはしませんけど、なんか色気がないような・・・
そもそもOS-CONはオーディオ用に開発されたのではなく、電源回路用に開発されたコンデンサです。
低ESRで周波数特性も普通の電解コンデンサより優れています。高級ブランドのオーディオ機器に採用されたりして、いい音がするコンデンサとして認知されるようになりました。
OS-CONはエイジングに時間がかかるそうなので、そのうち印象がかわるのかもしれません。