アンプの抵抗交換無意味説。
意味ないよなぁと思いつつも、高い抵抗使ってるぜ的な心の音質向上のため総取り替えしてみました。



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手っ取り早く全部同じ種類で揃えられるアムトランスの高級オーディオ用抵抗AMRGを買ってきました。カーボン皮膜抵抗をアルミの筒に入れてレジンで固めるというあまり見たことがない構造の抵抗器です。
OFCリードに金メッキという時点で音がよくなる気がしてしまいます。



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キット標準の抵抗を全部取りました。カーボンソリッド抵抗ですかね。
実測してみると一部の抵抗は値が20%近く変動していましたから、古いストック品でしょうか?




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交換完了です。
電解コンデンサと一緒にはんだ付けしている部分が多いので、一度全部外して古いはんだを吸ってから再度電解コンデンサと抵抗を一緒にはんだ付けします。
前も書いたように部品交換作業は新規組み立ての5倍くらい面倒。
AMRGって外形が大きいので実装できるかどうか心配でしたけど、普通に並べられました。
金リードがただものでない雰囲気です。
ちなみに回路図のR7は先日交換したDALE NS-2Bです。
R2(6SN7前段のプレート負荷抵抗)は回路図だと1W 62KΩなのですが、AMRGは0.75Wと2Wしかありません。2Wはとても太くて実装時に周囲のパーツと接触するのが心配なので0.75Wにしました。単純計算だとこの抵抗にかかる電力は0.7W位?でギリギリ???
計算が間違ってるかもしれないけど問題ないとの勝手な判断です。焼損したらどうしよう…



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シャーシ裏の全景。
きれいな配線ワークとはいえないけどここまで頑張ったので満足してます。
CR関係のパーツはほぼ全部交換して、やっと気持ちの安定をはかることができました。
そして音質の変化ですが・・・・・
低中域の反響感というかふくよかさみたいなものが向上したと思います。
抵抗を1本だけNS-2Bに交換して向上した中域以上のキラキラした解像感の向上と相まって、今回AMRGに交換してSV-2A3はますます潤いに満ちた芳醇なサウンドを奏でるようになりました。
定量的に証明できない聴感上の心地よさみたいなものはやっぱり感じます。
抵抗交換は無意味だと左脳が結論付けても、右脳が気持ちいい音だと感じてしまうこの不思議・・・