ふと真空管に触ったら、SOVTEK 2A3がグラグラしていることに気付きました。
ガラス管とハカマ(プラスチックのベース部分)の接着が外れてしまったようです。
別にグラグラでも使用には支障はありませんが、とっても気になりますから直しましょう。



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ハカマの脚と真空管の電極リードはハンダ付けされていますから、これを外します。
ハンダごてで溶かしたらハンダ吸い取り器でシュパッと吸います。



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吸って除去したハンダです。



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ぐりぐりーっと取り外しました。
な、なんだこりゃ???
真空管のハカマの中をはじめて見ました。これは何でしょう? 見た目も触った感じもセメントです。
セメントで接着してるんですかね???



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ドライバーでゴリゴリと削りましたがなかなかきれいになりません。
削った感じまでセメントそのものです。
躊躇せず大胆に水に漬けてセメント?を削りやすくしてゴリゴリ。
真空管=完全密封ですから完全防水です。じゃぶじゃぶ洗っても無問題。
やっとここまできれいにできました。



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接着にはニカワを使うという話もあるようですが、100年前ならいざ知らずいまニカワを使う理由はありません。
高温にも耐え、硬化後も弾力性を保ち熱膨張率が違うガラスと樹脂の接着にも問題のないセメダインスーパーXを使います。溶剤未使用なので電子部品にも最適。



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はめ込む際に接着剤がはみ出してしまいましたが焦らなくてOK。



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硬化後にカッターナイフで処理可能です。
きれいに修理できました。
端子を元通りにハンダ付けして、音出し確認も問題ありません。



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修理ついでに管内の電極位置が合っていなかったのを揃えました。
左が手を加えていない2A3で右が修理した2A3です。左のものに合わせてハカマと真空管を接着。
管内電極があっちこっち不揃いな見苦しさはこれで解決です。