NT-505導入理由のひとつに、単体ヘッドホンアンプもこの際シンプルにまとめてしまうという目的もありました。



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NT-505にSONY MDR-Z7M2を繋げば、文句のない極上サウンドで満たされます。
TEACのReferenceシリーズにはUSB-DAC ヘッドホンアンプのUD-505があります。
ヘッドホンアンプとしての極め度はUD-505がはるかに上なのは間違いないです。
NT-505は3.5mm 4極のGND分離のシングル出力だけしかありません。流行のバランス出力がないのでヘッドホンアンプはオマケ程度にみられるかもしれません。
見た目はオマケみたいでもヘッドホンアンプは結構しっかりした構成であることがカタログで謳われています。
ディスクリートトランジスタを左右各チャンネル4基ずつ使ったTEAC-HCLD回路をヘッドホン出力時にも使い、シングルエンド時にはこれらのトランジスタをパラレル駆動させてドライブ能力を向上させています。実質的にA級動作領域で使うことでクリアな音質も獲得しているようです。
600Ωのハイインピーダンスヘッドホンが余裕でドライブ可能なヘッドホンアンプです。
その音はハイスピードで塊感のあるワイドレンジなものです。
これまでMDR-Z7M2からは聴いたことがない音が出て一瞬のけぞりました。
ガツンとぶっ飛ばされそうな硬質な圧力の低域再現と、サラサラでシャーンと広く高く伸びる中高域の透明感が感じられる音質です。
上を見たらキリがないこの世界ですけど、私はこのレベルまできたらもう十分です。