令和2年のお買い物初めは腕時計でした。



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ハミルトン ボルトン メカです。
ハミルトンブティック東京キャットストリートで購入しました。
2019年11月に加わった手巻きのボルトン。サイズも一気に大きくなって、それまでの2サイズがレディース~ユニセックス向けという感じだったものから、メンズ向けになった感じです。
レクタンギュラーでもトノー型でもない、緩やかなアークを描くケースはアメリカンクラシックの雰囲気がよく出ていると思います。
そういえば以前の時計バブル期に、ダービーシャルデンブランとかいうメーカーが似た形の時計を出していたのを思い出しました。雑誌とタイアップした記事に溢れて頻繁に持ち上げられていたイメージでしたけど、いまも存在しているのだろうか・・・
ハミルトン ボルトンは80年前に登場した定番かつロングセラーモデルです。



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こういうケース形状の腕時計って最近はかなり減りました。昨今のクラシックブームでちらほら見るようになってきましたけど、やっぱり選択肢は少ないです。
ケースは腕に添う感じのカーベックス型ですが、文字盤は平板です。
丸型でない時計って絶対にメジャーにはなりませんが、私の場合は周期的に欲しくなります。
もっとも最近はApple Watchが腕時計の中心地になっているかもしれませんから、そういう世代からすれば四角い時計は普通なのかもしれません。



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ムーブメントはハミルトンH-50です。80時間のパワーリザーブを誇る手巻きキャリバーで、おそらくベースはETA2801あたりだと思われます。
新しいH-50は時流にのっとって6ビート化されています。ロービートのメカニカルムーブメントはいいですね。
裏蓋はそんな自慢の?ムーブメントを見せることなくメタルバックです。あえてスケルトンにしていないところが潔いんですが、個人的にはスケルトンにしてほしかったかな。



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ジャケパンスタイルにとっても合うボルトン。スーツでも大丈夫ですし、アメカジ系でも行けると思います。
ハミルトンはこのボルトンに限らず、どれも良品適価で好感が持てますね。
もともとはアメリカンブランドだったハミルトンは、クオーツショック以降はスイスのスウォッチグループのハミルトンブランドとなりました。

ハミルトンといえばカーキフィールドシリーズに繋がる軍用ディスポーザブルウォッチの印象が強いです。あとは強烈な個性のベンチュラシリーズでしょうか。
スイス製となった今でも高級品のイメージはありません。まあ手頃な価格といってもディスポーズするほど安物ではないですけど。ボルトンメカも他ブランドだったら2~3倍の価格設定で出してくるレベルだと思いますし、私も昔は好きだった某FMとかだったら今でも似たレベルの時計が10倍価格とかですし。
ケースの仕上げは特に手をかけられた感じこそしないものの高レベルで、ホワイトシルバーのダイヤルの美しさも立派。ちょっと質感に欠けるけど青焼き(風?)の針だってホワイトシルバーダイヤルに映えます。
ベルトはさすがにカーフのクロコ型押しですが、そのマットな質感が独特で結構気に入っています。
願わくばホワイトシルバーダイヤルに茶のベルトを合わせたかったのですが、残念ながら現時点で純正の茶ベルトは販売されていません。そのうち入手可能になったら交換したいと思います。