自作デジタルアンプでPetit Susieを入れるとアンプ内部の電源ノイズが少し増える件。
釈然としないのでACアダプターとPetit Susieだけで観測してみました。



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秋月電子通商で買える定番の12V 5A スイッチングACアダプターATS065-P120に15Ωの抵抗をつなげた状態(電流は約0.8A)でノイズを観測。
スイッチングによるリップルはおおむね10mV程度ですが、20~25mVのスパイク状のノイズが見れます。



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同状態でPetit Susieを入れるとこの通りきれいになります。
ノイズフィルタとして正しい動作をしているのは間違いありません。

なのにどうしてアンプ内で観測すると違う結果になるのかですが、どう考えてもTA2020-20デジタルアンプが発するノイズの影響ですね。
ACアダプターとアンプの間にPetit Susieをかますことで、アンプからACアダプター側を見たときのインピーダンスが高くなり、高周波ノイズの逃げ場所が減ってあのように見えるんだと推察します。
上記観測波形は抵抗負荷によるものですから機器側ノイズの発生がありません。

こういうケース、Petit Susieを入れるのが正解なのか外すのが正解なのか・・・
Petit Susieを入れることでアンプの電源端子に加わるノイズが増えるのは事実なので、私はPetit Susieは外すほうが正解だと考えます。