Synology DiskStation DS118を導入しました。



R0000666
DS118はシングルベイのミドルクラスのNASです。
HDDは昨年導入したDS119jに入れていたWD Purple 6TBを移設です。
DS119jは単純なネットワークストレージとして使う分にはまったく問題ないのですが、少し負荷のかかるパッケージを動かすとレスポンスが極端に低下してしまい、メインで使うには厳しいので売却しました。



R0000671
設置完了です。
奥のNASは約6年間にわたりノントラブルで稼働し続けてきた引退予定のDS214+です。
本体はともかく、HDDの稼働時間も44000時間になったこともあって、そろそろ予防的に交換したほうがいいタイミングです。
我が家のIT事情は当時と変わり、今年からパブリッククラウドサービスを主体とした運用にシフトしました。
宅内のNASにデータを集約させそのNASを全力で守る意味はほぼなくなりました。
クラウドがメインでNASが予備的な位置づけになり、RAIDを組んで冗長性を持たせる必要性も薄らぎましたのでシングルベイのモデルで問題ありません。高価なHDDが1基で済むので設備導入も低コストです。



DS118
ごく普通に1GbEに接続してR/Wは116Mbps出ます。文句ありません。



DSM2
導入前に心配した点はDS118のハードウェアスペックで実用的な稼働ができるかどうか。
私がNASにやらせることは監視カメラ(Surveillance Stationでカメラ4台接続)、ネットワークオーディオ用サーバ(MinimServer)、パブリッククラウドとの同期(Cloud Sync)くらいです。
多くの人が使うであろうSynology DriveとかMOMENTSまたはPhoto Stationは今のところ動かす予定はありません。
仮想マシンを動かすとかそういうマニアックなことは全くしませんから上位機種が必要なわけではないものの、エントリー機では物足りません。
とりあえずMUSTなパッケージアプリだけインストールして。



DSM1
この状態でリソースの消費状況はこんな感じです。
CPUパワー(RealTech RTD1296)は十分余裕がある感じで、心配したメモリは安定状態で40%くらい食ってます。DS118は標準で1GBのメモリを搭載していて増設はできません。
今のところスワップ多発してレスポンス低下するような感じは見られませんが、もう少し余裕があるほうが心情的に安心できる感じです。
Synologyに限らずシングルベイのNASは基本的にエントリーモデルになることもあり、他社でも多くのメモリを積んだ機種はありません。
Synologyは先月末に本国(台湾)で20モデルを発表しました。18モデルは通例のモデルチェンジ時期を過ぎてなかなか後継機が出てきませんでしたが、半年遅れでリプレースされます。
日本は遅れて5/15に20モデル4機種がオープンになり、そこにはDS118の後継機はありません。
18モデルから20モデルへの変更点を見る限り、CPUの世代交代とハイエンド機にNVMeのSSDキャッシュが積めるようになったのがポイントで、それらを考えると近々登場するであろうDS120はおそらく大きな変更がないと予想します。
というわけでモデル末期なDS118でもいいやと考えて今回選びました。
結果としてストレスのないパフォーマンスでレスポンスも上々、その使い心地に満足できています。
私が望むようなIntel系クワッドコアCPUに増設可能なメモリスロットを備えたシングルベイモデルが登場したらうれしいんですが、たぶんニーズがないので期待はできません。