昨日に引き続き、ホワイツブーツ スモークジャンパーのアメリカンな造りなど。


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すごい張り出しのコバ。岩など蹴飛ばしてもアッパー(ヴァンプ)には何の影響もなさそうです。
ワークブーツとしては定石通りのステッチダウン製法ですが、ホワイツはグッドイヤーウエルト製法とステッチダウン製法のミックスみたいな構造のように見えます。


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外側サイド部。
存在感にあふれてます。


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内側は更に釣り込まれていてコバが豪快にのぞいてます。
ホワイツブーツを履いた時のまるで青竹を踏んだような土踏まずの張り出し(アーチイーズ)は、この釣り込みの激しさも関係しているのでしょうか。


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くぅ~、このヒールのカーブ具合がたまらない!
激しく使い込んだら傷だらけになりそう。


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アウトソールはもちろんビブラム#100。
ものすごいごついソールです。街歩き用には完全に無用の長物っす。
ネジが打たれてます。ステッチがブロックを完全に跨いでます。すごいです。。。。。
赤いバッテンマークは耐油&耐熱のビブラム#100Fということでしょうか?
スモークジャンパーの名の通り、森林火災の際にヘリから煙の中に降下して消火にあたる米国森林降下消防士用のブーツならでは。


普通の感覚ですとかなり高価なブーツです。しかしご覧のとおり造りは典型的なアメリカン。思いっきりラフです。アメリカのオヤジ職人が昔から変わらないハンドメイドで作り上げているとのことです。丈夫で長持ちすればいいだろ? 丁寧とか美しさとか何それ?というアバウトさが逆に魅力。
由緒正しき英国製紳士靴の伝統工芸品のような美しさを求めてはいけません。


さらに続く(?)