車検（2014年2月）までに車を買い換えるかどうか考え中。
皆さんに煽られたので、今日は話題のCセグ輸入車の試乗に行ってきました。




幸か不幸か、自宅近辺にはVW、メルセデス、ボルボのお店が揃っています。今回はパスしたけどBMWもあります。そしてもちろんレクサス店も存在。
いま話題のCセグメント輸入車といえば、フォルクスワーゲン ゴルフ7、メルセデス・ベンツ Aクラス、ボルボ V40かと思います。順番にディーラーを巡ってきました。




まずはゴルフ7。TSI Highlineです。
自動車評論家に絶賛されている新型ゴルフっすね。ああまで褒めちぎられるとなんか疑いたくなってしまいます。
私が乗ってもジドーシャヒョーロンカの方々と同じ印象を持つのでしょうか？




カミさんと運転を交代し試乗コースを2ラップ。
乗り味は確かにウルトラスムーズかも。突き上げをうまくこなして不快なショックはとても少ないです。滑るように走るといったら言い過ぎかもしれませんが、上質感は確実に感じられました。
静粛性について絶賛しているインプレがありますが、これについては上の下くらいです。クラス平均としてはトップクラスかもしれませんけど、レクサスLSのレベルにあるはずがありません。
1.4LターボのTSIエンジンは低速からたっぷりトルクが湧き上がってきます。もっさりした出足のCT200hに慣れているとスタートで飛び出し気味に発進してしまいます。
空いたところでべた踏みしてみると、中回転域までは力感ある加速を示しますが、その後あっという間に力がなくなって伸び切り感の全くないフィーリングです。官能性という面では物足りませんね。
7速DSGはゆるゆる走っているときはスムーズ。全開加速すると明確なシフトショックを感じます。スポーティかもしれませんが好き嫌いが出そう。
車内の質感に関しても絶賛というレベルなのかなぁ。組立て精度の良さは上がってますし、パネルの質も良い感じですけど、うっとりするようなものではなかったです。
外観はゴルフそのもの。完成されたハッチバックスタイルで遊び心が一切ない感じ。質実剛健。
まったく華がないところが、まるでコクヨの事務机みたいです。
いいんだけど、趣味でこれに乗る理由が自分には見つけられませんでした。


次に向かったのがメルセデス・ベンツ。ヤナセ系のメルセデス・ベンツ越谷です。
ここで私は自動車ディーラーでこれまで味わったことのない対応をされました。
いや、正確にいうと対応されたのではなく、存在を無視されたというほうがいいかも。
駐車場に入って停めるところを探してオロオロしていると、しばらくしてスタッフが出てきました。誘導されて駐車スペースに車を停め、「初めての来店で、Aクラスを見せてください」と伝えると「ありがとうございます、こちらへどうぞ」と案内された席に着いて、次に女性アシスタントが飲み物を出してくれて、それで終了。
お店は確かに混雑気味です。販売スタッフがまったく足りていない感じはしました。それでもサービススタッフや女性アシスタントは手が空いています。
普通なら長時間待たされている客がいれば、声をかけるとか、要望を聞くとか、やれることはあるはずなのに、一切なにもありません。
そうこうするうちに一時間経過。カミさんの苛立ちはピークに達して般若の形相。
ここまでついに誰からも相手にされませんでした。
Aクラスには未練がありましたが、こんな店で車を買う気になりません。怒りというか、呆れというか、得も知れぬ気持ちで席を立ちショールームを出ました。出るときに「ありがとうございました」の声かけだってもちろんありません。みんな「無視」。
むかつき感いっぱいで立ち去った次第。というわけで本日Aクラスの試乗はもちろんできませんでした。
金持ち相手の商売を長く続けてきたところにAクラスみたいな大衆メルセデスを扱うようになり、接客システムが機能してないのが明らかな店です。二度といきません。（Aクラス目当ての貧乏顧客なんか来なくていいとかね）




あまりにも頭に来たので次の車を見る気もなくなりましたが、どうせ帰宅途中だし後日出直すのも面倒くさいのでボルボ・カーズに寄ってみました。
こちらでは手が空いているスタッフは猛暑にもかかわらず全員が店の外に出て来客を待っていました。すぐに誘導され、「V40を見せてください」と伝えるとショールームに案内され、丁寧に説明してくれます。当たり前の対応かもしれませんが好印象。すっかり気分も回復しました。
展示車はオプションテンコ盛りのV40 T4 SEでした。




試乗車はV40 T4 SEとV40 T5 R-Designがありましたが、hs-demioさんのリクエストに従い1.6LターボのV40 T4 SEに試乗。
コックピットに座った第一印象は、「ボルボも変わったなぁ」という感想。シートが大きくたっぷり分厚くいかにも北欧風というのがこれまでのボルボでしたが、V40はかなりカジュアルでライトな感じです。
それでも素材使いが品よく組み付け精度も良好で、安っぽさは感じません。
近未来的でゲーム機のようなメーターパネルは面白いけどおもちゃみたい。まあ多様な情報を表示させるにはこういうインパネが主流になるんでしょう。
いまどき珍しいレバー式サイドブレーキに衝撃を感じつつ発進。ゴルフのような飛び出し感はなく、スムーズに発進しました。6速デュアルクラッチ式ギアトロニック付トランスミッションはよく制御されていると感じました。
アクセルをべた踏みすると、乾いたレーシーなサウンドを車内に響かせてパワフルに加速します。これ、素直に速いと思います。ゴルフのような変速ショックは感じずにぐんぐんシフトアップしていきます。Sモードにするとかなり高回転まで引っ張るようになり、なかなかシフトチェンジしません。燃費が悪くなりそうだけどタイトな山道で楽しそうです。総じてこの動力性能なら確かに不満はないかな。
足回りはかなり固められていてコツコツした突き上げは吸収しきれていません。まあギリギリ我慢できる感じか？
その割にステアリングを切った瞬間の回頭性はそれほどでもなく、小舵角のゲインは思ったより高くないです。ワインディングを飛ばすとどうなんだろう。市街地試乗ではわからないけど、FFの癖が強くて退屈な操安性だといやだなぁ。
ボルボ自慢の安全装備はこれでもかっってくらい満載で、よくもまあこの価格帯でここまで充実させてくれましたというところです。信頼性が心配ですけど、安全装備はこれから車を買い換えるに際してとても重要な機能だと思います。私が欲しいと思ったセーフティ機能がすべて揃っているV40はこの点でポイントは高いです。

正直言って、V40はまったく眼中にはありませんでした。スタイルが好みではなかったからです。前も後ろも横も何かビビッとくるところがなく、私の心に刺さらないのです。でもカミさんは外観はV40が一番気に入ったようです。一目でカッコイイと言ってました。うーん・・・



久しぶりにレクサス店以外のディーラーめぐりをしてみて、改めてレクサス店の居心地の良さを再認識しました。
初めての来店から、購入するときも、購入後のメンテナンスのときも、特に用が無くても寄ってみる時でも、スタッフの応対が客を不安にさせない素晴らしさがあります。店構えやラウンジの豪華さだけでなく、スタッフの訓練も徹底していて、本当に素晴らしいと思います。
これだけでレクサス車以外に買い替えたくないと思ってしまいます。






















あれ？
自動車注文申込書って？？？？？？？