Lotoo PAW Goldを買ってから、ヘッドホンを使って音楽を聴きたくなり検討の日々でした。
暇さえあればネットで情報収集し、評価をあさり、ヨドバシカメラで連日試聴を繰り返して、もう何が何だかわからなくなってしまいました。

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悩んだ末のゼンハイザーHD650です。
いよいよ買うぞという当日に、HD650を酷評している海外のレビュー記事を見てしまい心が揺れました。
でも連日あれこれ聴き比べて、試聴の最後にHD650を聴きなおすと、「やっぱりこれが好きかも」と毎回思うので、自分にはこれが合っているんだと決心。
HD650はたぶん12年くらい前に登場したモデルで、当時はゼンハイザーのフラッグシップヘッドホンだったようです。すごいロングセラーですね。
今ではこれの3倍の値段のHD800というヘッドホンがありトップモデルではなくなりました。まあそれでも普通に考えたらHD650も十分高価なヘッドホンです。

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ホームユースのヘッドホンなので付属のケーブルは長い上に、6.3mmのステレオプラグですからポータブルプレーヤーにそのまま挿せません。
そいうわけでオヤイデ電気の1.3m長ケーブル(HPC-35HDX Silver/1.3)に交換。プラグも3.5mmステレオミニプラグなのでそのままプレーヤーに挿せます。
HD650はインピーダンス300Ωということもあり、ヘッドホンアンプを使わないとまともな音量が取れず量感に欠ける音しか出ないのですが、Lotoo PAW Goldはヘッドホン出力のゲインをHに切り替えれば、鳴らしにくいHD650を余裕を持って隆々と鳴らすことができます。やはりポータブルプレーヤー単体では最強クラスのアナログ出力を持っているのは間違いありません。

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デザインは古臭いといわれればその通り。
最近登場したヘッドホンのように洗練されていないです。
ほとんどプラスチック製で値段なりの高級感はないかも。
側圧も若干強めなので人によっては長時間使用が厳しいかもしれません。
程よい硬さのイヤーパッドが耳をすっぽり覆ってくれるため、私は快適に感じます。
HD650は開放型ヘッドホンですからガンガン音が漏れます。外出時には使えません(そのつもりはないけど)。
開放型ヘッドホンは初めて使いますが、素晴らしい音場ですね。毎日イヤホンばかり聴いていると、開放型ヘッドホンの雄大な音空間に魅せられてしまいます。
音質については刺激的な部分が一切ないHD650のサウンドですが、じっくり聴けば聴くほど深みある芳醇な音の世界に引き込まれます。

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ところでHD650を見ると、五平餅を思い出してしまうのは私だけでしょうか?