刃物が好きとは、なかなか言い難い世の中になりました。
私は以前よりナイフが好きです。
先週の散歩でも、ふらっと立ち寄った刃物屋で一目惚れして豆肥後小刀を買いました。


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帰宅して調べたら、三木の鑿鍛冶、富田修作と分かり、それから名人が作る肥後小刀が気になって仕方がありません。
というわけで、代表作「練鉄鍛造 木目仕上 肥後小刀 乱刃(大)」を入手。
約130年前の希少な錬鉄に、白紙鋼を割り込んだ乱刃の波紋がゾクゾクする和刃物です。
いわゆるカスタム系肥後守というところですが、素朴さの中に宿る作り手の技に魅せられました。


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上から、
本家本元の永尾元佑作 カネ駒肥後守
富田修作、錬鉄鍛造 肥後小刀 乱刃。
富田修作、極軟鉄鍛造 豆肥後小刀 乱刃。

肥後守(ひごのかみ)を正式に名乗れるのは永尾製作所のみですから、下の二つは肥後小刀。
どれも素晴らしい和ナイフですが、富田修作、錬鉄鍛造 肥後小刀 乱刃には心底感心しました。
ニヤニヤしつつこれを愛でながら晩酌できます。

この手の刃物はいつまで入手できるかわかりませんので、興味があれば早めの確保がいいと思います。