中学生のころからその独特なフォルムにある種の憧れを感じていたバックロードホーンスピーカー。
構造が複雑で製作には手間がかかるわりに見栄えがしないこともあり、大手メーカーの完成品にはバックロードホーンスピーカーはまずありません。
となると自作という道になるわけですが、その根気も木工技術も持ち合わせていない場合はキットを買うか、ヤフオクに頼ることになります。
というわけで落札してみました。
フルレンジ10cmユニット用のバックロードホーンエンクロージャーです。
これは組み立て済であるばかりか、きれいな塗装仕上までされているという他にはほとんど見かけないようなものです。
ヤフオク、メーカーキット問わず多くの場合は合板かMDFの未塗装状態の組み立てキットですから、ここまで仕上げてあるのはとても魅力的です。
ユニットはFOSTEX FE108-sol用ということでしたが、限定生産のため現在は入手困難。そこでFOETEXのバックロードホーン専用ユニットとしてロングセラーのFE108EΣを組み合わせることにしました。
FOSTEX FE108EΣを組み込みました。
FE108EΣは独特なエッジとコーン紙の形状がかっこいいです。
ユニット取り付け用穴も加工済みで鬼目ナットが打たれてますので、木ねじではなく見栄えの良い六角穴キャップボルトで取り付けることができるようになっています。
エンクロージャー内には配線がすでに施されていて、末端はファストン端子付きになっていますからそのままスピーカーユニットに差し込むだけで配線完了です。
エクスポーネンシャル曲線にはなっていないものの、ホーン開口部も階段状の加工が施されていてスムーズな音の広がりを予感させるものになっています。素人ではこんな木工細工はできません。見事です。
あ、インシュレーターはAmazonで見つけた安いスパイクを付けてみました。高さ調整が可能でなかなかの優れものです。
スピーカーターミナルは特に高級品ではないですけど、バナナプラグ対応のシンプルなタイプです。
私はスピーカー側にはYラグ端子を付ける派なので、今回もフルテックのYラグ端子(もちろん大好物のゴールド)を付けました。
スピーカーケーブルは高級品ではなく、定番のカナレ4S8にしました。
オーディオ用スピーカーケーブルとしては破格の安さなのに4芯です。家庭用一般用途としてはかなり太くて扱いずらいケーブルですが、なんか満足感の高いケーブルですね。
暫定的に設置完了。とりあえずTVの両サイドに設置しました。
高さが90cmあるトールボーイスタイルなので見た目は本格派に見えます。
さっそく中華デジアンのTOPPING VX3につないで鳴らしてみます。
全くエージングができていない組み込み直後の音ですがフルレンジの良さが感じられるきれいな音です。
音道長が約200cmのバックロードホーンのおかげで10cmユニットとは思えない低域再現性があります。地鳴りがするような重低音は望めませんが、小型のブックシェルフに比べたら明らかに良質でキレのある低音を味わえます。
ホーン独特な共鳴的な音のクセが多少あるものの、それを含めて楽器のような響きが味わえる暖かいサウンドです。
もっと鳴らし込んでいきたいと思います。
構造が複雑で製作には手間がかかるわりに見栄えがしないこともあり、大手メーカーの完成品にはバックロードホーンスピーカーはまずありません。
となると自作という道になるわけですが、その根気も木工技術も持ち合わせていない場合はキットを買うか、ヤフオクに頼ることになります。
というわけで落札してみました。
フルレンジ10cmユニット用のバックロードホーンエンクロージャーです。
これは組み立て済であるばかりか、きれいな塗装仕上までされているという他にはほとんど見かけないようなものです。
ヤフオク、メーカーキット問わず多くの場合は合板かMDFの未塗装状態の組み立てキットですから、ここまで仕上げてあるのはとても魅力的です。
ユニットはFOSTEX FE108-sol用ということでしたが、限定生産のため現在は入手困難。そこでFOETEXのバックロードホーン専用ユニットとしてロングセラーのFE108EΣを組み合わせることにしました。
FOSTEX FE108EΣを組み込みました。
FE108EΣは独特なエッジとコーン紙の形状がかっこいいです。
ユニット取り付け用穴も加工済みで鬼目ナットが打たれてますので、木ねじではなく見栄えの良い六角穴キャップボルトで取り付けることができるようになっています。
エンクロージャー内には配線がすでに施されていて、末端はファストン端子付きになっていますからそのままスピーカーユニットに差し込むだけで配線完了です。
エクスポーネンシャル曲線にはなっていないものの、ホーン開口部も階段状の加工が施されていてスムーズな音の広がりを予感させるものになっています。素人ではこんな木工細工はできません。見事です。
あ、インシュレーターはAmazonで見つけた安いスパイクを付けてみました。高さ調整が可能でなかなかの優れものです。
スピーカーターミナルは特に高級品ではないですけど、バナナプラグ対応のシンプルなタイプです。
私はスピーカー側にはYラグ端子を付ける派なので、今回もフルテックのYラグ端子(もちろん大好物のゴールド)を付けました。
スピーカーケーブルは高級品ではなく、定番のカナレ4S8にしました。
オーディオ用スピーカーケーブルとしては破格の安さなのに4芯です。家庭用一般用途としてはかなり太くて扱いずらいケーブルですが、なんか満足感の高いケーブルですね。
暫定的に設置完了。とりあえずTVの両サイドに設置しました。
高さが90cmあるトールボーイスタイルなので見た目は本格派に見えます。
さっそく中華デジアンのTOPPING VX3につないで鳴らしてみます。
全くエージングができていない組み込み直後の音ですがフルレンジの良さが感じられるきれいな音です。
音道長が約200cmのバックロードホーンのおかげで10cmユニットとは思えない低域再現性があります。地鳴りがするような重低音は望めませんが、小型のブックシェルフに比べたら明らかに良質でキレのある低音を味わえます。
ホーン独特な共鳴的な音のクセが多少あるものの、それを含めて楽器のような響きが味わえる暖かいサウンドです。
もっと鳴らし込んでいきたいと思います。
コメント
コメント一覧 (2)
長岡鉄男氏ですね。
いまのスワンやバックロードホーンはみんな氏の遺作をそのまま製品にしているものが多いようです。
フォスター電機でしたが、FEシリーズのSPで、20cmのダブルコーンだったと記憶してますが、独特の音でしたね。低音の伸びが半端じゃなく、ある周波数にピークが出やすく、内部の吸音材の量で調節したものです。もうかなり前に亡くなられましたが、
バックロードフォーンと言えば....うーん、名前が出てきませんが、名器と言われた『スワン』の設計者が居ました。
SPケーブルには昔から、金を掛けない主義で、カナレの安物を使っていますが、癖の無い自然な音で十分満足です。