最近ちょこちょこと電子工作ではんだづけをすることが多くなったので、何年かぶりに新しいはんだごてを買ってみました。


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太陽電機産業のPX-201です。
温調はんだごてとしては白光のFX600と並んで定番商品だと思います。
はんだごては地味なツールですけど地味に進化してるんですね。
私がラジオ少年だった太古の昔は、トランジスタやICのはんだ付けは20Wくらいのはんだごてを使い、ラグ板で組み立てる真空管アンプなんかは40~60Wのはんだごてを使うんだと言われたものです。
私は長いこと白光の20Wのはんだごてをかれこれ25年くらい使っていました。そしてチップ部品のリペア用に細いこて先の15Wのはんだごてを併用する感じで。
PX-201はもはやそういう古い常識が不要の温度調節式はんだごてで、セラミックヒーターは70Wという余裕のパワーです。パワーがあるということはそれだけ温度回復が早くて安定しているということにつながります。
はんだ付け対象に最適な温度設定をすれば、よりはんだ付けが美しくはんだ不良も少なくなります。
こて先も豊富なバリエーションの中から交換可能なので、これ一本で何でもいけるでしょう。



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ついでにこて台も太陽電機産業のST-77を買いました。
純正だけあってPX-201がすっぽりはまって安定してます。角度も変更できてこれは使いやすい。


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最近はオーディオ関係の工作が多くなってます。
はんだもオヤイデの音響専用はんだSS-47を買ってみました。
銀の配合が多めの無鉛はんだです。これで音質が変わるのかどうかは疑問ですが、気分的にはいいです。

いまどきはんだごては100円ショップでも買える時代ですし、amazonで探せば中華製はんだごてがはんだづけ工作に必要なありとあらゆるツールがフルセットで収納ケースまでついて3千円以下で買えてしまいます。
それでもやはり国産老舗メーカーの道具は安心感が違います。
今回の3点、すべてMADE IN JAPANです。それだけでもあえて高いはんだごてを買う価値があると思います。(高いといっても大したことはない値段だし)