スピーカーのDALI ZENSOR1にはそこそこ満足していました。
しかしいろいろオーディオシステムの更新をしていたら、やっぱりスピーカーもグレードアップしたくなってしまいました。


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DALI MENUETです。
ZENSOR1よりウーファーの口径も、エンクロージャーサイズも一回り小さいのに、お値段はかなり高くなります。
箱の作りは相当上質で、その仕上げは美しく丁寧。見て触ってうっとりします。
そしてこのMENUETは由緒正しいMADE IN DENMARK。やっぱりメーカー本国生産というのはうれしいです。


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背面の仕上も前面側面と同様に一切手抜きがなくきれいです。
バイワイヤリングには非対応ですが、スピーカーターミナルもZENSOR1とは明らかに違う上質で大型のものが使われています。
バスレフダクトが斜め下に向かって開いていて、スピーカーセッティングの際に背面の影響を少なくする工夫もされていますね。
そしてMENUETの音ですが、こんなサイズのスピーカーから出る音とは信じられないくらい量感溢れる素晴らしいものです。
ZENSOR1は低音が軽く腰高なサウンドなのに対して、MENUETからはたっぷり圧力を感じる低域がしっかりと出ます。
もちろん中高域の音はしっかり解像感の高い緻密さを持ちつつ、優しい響きの音楽性に優れたものです。
買い替えに際しては量販店での試聴というあまり参考にならない場所で各種スピーカーを聴き比べました。人気で高評価のB&W CM1やCM5も視野に入れつつ試聴しました。
あの環境だと煌びやかで派手なB&Wサウンドが「いい音」に聴こえてしまいますが、中高域のエッジーな音が耳障りに感じて、これを自宅で鳴らしたら聴き疲れしてしまうのではないかと思いました。
他のメーカーもあれこれ切り替えて聞き比べましたが、やはり我が家にはDALIの音が好みに合うようです。



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フォステクスユニットのバックロードホーンを追加した際に導入したスピーカーセレクターは、なんか心のモヤモヤが晴れずに取り外していましたが、再度使うことにしました。
気分や音楽のジャンルでスピーカーを切り替えて楽しんでます。(が、やっぱり余分な切り替え器が入ると心のモヤモヤが再発します・・・)