小型デジタルアンプを再び。


al202h20170729
Amulech AL-202Hを購入。
この手の小型デジタルアンプといえば、昨今は中華デジタルアンプが流行っていると思います。私もこれまでに数台の中華デジアンを買いました。
でもこれはれっきとした国産アンプということです。背面にあるMADE IN JAPANの表示が誇らしげ。
筐体は剛性感と重量感を感じるしっかりした感触です。前面パネルには珍しく6.3mmフォーンジャックのヘッドホン出力も備わっています。
20W×2という小出力ですがリビング用としては十分なパワーです。
音のほうは多くの中華デジアンと比べると暖色傾向の好ましいものです。ブラインドテストをしたらアナログアンプと間違えるかもしれません。
エッジが立ってひたすらクリアな寒色系デジタルアンプの音が好きな人もいると思いますが、デジタルアンプなのにAL-202Hの音はそれらとはかなり違う傾向で、私は大好きです。
1チップのDクラスアンプICを使っているといえども、回路設計とチューニングで音質は変わってくるということなんですね。
AL-202Hに付属していたスイッチング電源のACアダプターから、トロイダルトランスを使ったシリーズ電源のACアダプターに交換してみたところさらに好ましい音質に変化しました。
Dクラス小型アンプはもうAmulech AL-202Hでいいやという思いです。


で、何でAL-202Hを導入したのか・・・
それはやはりスピーカーセレクターの存在がどうしても納得できなく、排除したかったからにほかなりません。
AL-202HはフォステクスFE108EΣバックローデッドホーンを鳴らすアンプとして、Model8-300BDALI MENUETを鳴らすアンプとしてそれぞれ直接接続することにしました。
切り替えて聴き分けはできなくなりますが、そういうのは導入直後にしかしませんし、その日の気分とソースとの相性でどっちのスピーカーを使うかでアンプを使い分ければいいです。
自分の中で納得できるだろうセレクターはちょっと手が出せない価格のものばかり。そんな高級スピーカーセレクターを買うくらいなら小型デジタルアンプをスピーカー毎に買ってしまったほうが安上がりですしね。