※ キンキンした高音が目立ち、音の重心が左寄りでおかしいなと感じていました。各周波数の正弦波テストトーンを使って調べたら右のイヤホンの低域が明らかにおかしい。音圧が異常に低いです。低域ドライバーが不良ですね。
ああやっぱりKZ、不良品にあたってしまいました。セラーのカスタマーサポートに連絡したらすぐに代替品を送ってくれて、それは下記記事を書いた個体とは全く違う印象でした。
というわけでKZ ZS5のブログは後日再掲予定です。下記記事は最初の不良個体のネタとということで参考になりませんがとりあえず残しときます。





中華イヤホン界で今話題の一本を買ってみました。


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KZ ZS5です。
発売直後のフィーバーは落ち着いたと思います。「あの」KZですから何があるかわかりません。aliexpressなどで注文すれば$20くらいで買えるそうですが、面倒は避けたいので日本のamazon(セラーはWTSUN)で注文。それでも4500円ですから。
今頃注文したのに初期のいわゆる「豪華パッケージ」で届きました。当初は売れまくったみたいだから、まさか初期ロットの在庫じゃないよね?


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もうね、いうことはないです。
なんでこのデザインにしちゃったの? パクリ中華を地で行くような製品。
これはもう言い訳不要なくらいCampfire Audioを真似しましたっていうあかんやつ。
中華パクリイヤホン、いいおっさんが人前で使うには恥ずかしさが先行してしまいます。
ま、それはさておき、このお値段でKZ ZS5は低域D1、中域D2、高域BA1、超高域BA2という4way 4driversのハイブリッドマルチドライバーイヤホンです。
その上さらにリケーブル可能な2ピン仕様!
もう恐ろしいほどの価格破壊。これぞ中華!


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多くのレビューが中華イヤホン方面のサイトで公開されているので、私は無駄な試行錯誤は省きました。
標準のゴムケーブルはごみレベルとのことなのでオプションのハイグレードケーブルに交換。これはしなやかだし見た目が高そう(でも安い)なのがグッドです。
2ピン端子はヌププという感触で挿せます。
付属のイヤピースもダメらしいので、手持ちのスパイラルドットイヤピースを使用してます。

で、各方面絶賛という感じの音ですが、十分なエージングができていない段階だと辛口評価です。
ダイナミックドライバー×2という割には低域の音圧は少なめです。
バランスドアーマチュアドライバー×2の高域は何だかやかましい感じの音が目立ちます。しなやかさが足らない感じ。
レンジ感はそこそこありますし、テスト用トーン信号(正弦波信号)を鳴らしてみれば高齢者の私の耳で聞こえる高域限界は他のイヤホンと同様の周波数まで聞こえますから、どこかのレビューにあったように高域がスッパリ落とされているということは無いと思います。
一番いけないのは、低域と高域の音色が違いすぎること。明らかに異質な音質です。
このためその中間にボーカルがかかってしまうととても聴きにくい変な声になります。
初期のハイブリッドドライバーイヤホンにこういう音のものがありましたが、さすがにメジャーブランドのハイブリッドイヤホンではなくなりました。
解像感があるように感じるのも、BAドライバーの音が歪みっぽいので過度にエッジが立っているように感じているだけです。
現に高音質ソースをじっくり聴くと細部の音が混沌としてちゃんと聞こえてこないのがわかります。
今後100時間以上鳴らした後に変化があればまたブログネタに。

しかし日本のamazomでも4500円で買えて、4ドライバーのハイブリッドイヤホンというインパクトは絶大です。
ハイエンドイヤホンやモニターヘッドホンの音と比べて激安中華イヤホンの音を評価しても無意味です。
プアマンズキャンプファイアーオーディオイヤホンとして十分に楽しいと思います。