出張などで躊躇なく使い倒せる、3000円台で買えるお手軽イヤホン。



tubomibl
サトレックス ツボミ DH298-A1Bu、通称「青ツボミ」です。
黒ツボミから低域を控えめにチューニングして中高域の見通しが良い音にアレンジしたとのこと。
控えめと言っても、十分に厚く沈んだ低域の再現性があります。中高域の再現性も十分、さすがにハイエンドクラスと比較したら全体に艶感のようなものが不足しているものの、この価格帯のイヤホンとして評判通りの完成度ではないでしょうか。聴いていて全く不満を感じずに済むサウンドキャラクターですね。
箱出し直後は低域が大暴れで、高域の雑な鳴り方が酷くてショッキングな音ですが、1週間使っていればすっかり落ち着いてきます。
筐体はプラスチックで高級感はないものの、塗装がきれいなので安っぽさはそれほど感じなくて済みます。
ケーブルはセレーション入りで絡みにくいもの、ということですが、そもそも被覆がゴムゴムしいタイプなので滑りが悪いです。
この季節は上着の内ポケットにDAPを入れて聴いていると、コートの襟口でゴムケーブルが引っ張られて不快です。このクラスのイヤホンにゴムケーブルが多いのはなぜでしょうね。イヤホンケーブルの被覆は滑りが良いものにしてほしいです。
MADE IN JAPANが誇らしいイヤホンでした。