お手軽価格の有線イヤホン。



IMG_2889
intime 碧 SORA Light EDITION 2019です。
同社のオリジナルSORAは某イヤホンショップのマーケティングで当時かなりの人気があったと思います。今も現行モデルとしてラインナップされていますが、SORA Lightはその弟分として2018年に登場しました。
EDITION 2019は付属イヤピースが変更になり、ケーブルが摩擦の少ないタイプになりました。これは通勤イヤホンとしてありがたい改良です。
弟分といっても実力は確実に上回っています。正直、初代SORAは世間の評価ほどいいとは思えなかった、いや、むしろクセのある高域の鳴り方とぬけの悪さを感じさせる中域が気に入りませんでした。
それがSORA Lightは新バージョンのVSTドライバと最適化されたダイナミックドライバのチューニングが絶妙で、非常にまとまったサウンドです。
どこがどう突出しているというわけではなく、一聴した感じはとてもナチュラルで特徴がないという感想です。なのに不思議と物足りなさを感じることなく、永遠に聴いていられる音なのです。VSTドライバの耳障りなクセのある音はかなり抑えられ、もうセラミック臭さがなくなっていました。低域も不足感なくどっしりと鳴り、ボーカルだってごく自然。
同価格帯だと中華イヤホンの独壇場だと思うのですが、SORA Lightを聴くとやっぱり中華イヤホンの乱暴な音(それはそれで聴き応えがあったりする)はまだまだ発展途上なんだなぁと再認識しました。
約4000円で買える普通のイヤホン。とっても満足度が高いと思います。