真空管をすべてビンテージのRCA管にしてますます満足度が高まったので、何となくSV-2A3の周波数特性を再々測定してみました。



SV-2A3 f特3
ななななにが起きたのでしょう???
前回から低域も高域もグッと伸びるように変わっています。
15Hz~50KHz以上(-3db)という感じの結果になりました。
前回測定時から変わったこととしては、DACがNT-505になり、電源ケーブルが自作ショートケーブルに変わり、自作アッテネーターを外してDACとSV-2A3を直結にしただけです。
変更前のDAC(Topping D50)は10Hz~50KHzまでアナログ出力がフラットな特性だったことを実測で確認済みです。
電源ケーブルでアンプのf特が変わるとは考えにくいです。
となると自作アッテネーターを外してDACとSV-2A3を直結したことの影響が大きいのかもしれませんし、それは十分に考えられそうです。
念のため真空管(6SN7と2A3)をそれぞれ元に戻して低域と高域のf特を再確認してみました。多少の変化はありますが(なんとビンテージなRCA管のほうがほんのわずかに特性が良いです)、上のグラフの変化ほどは影響がありませんでした。
アッテネーターを元に戻して再測定する元気はないので想像の範疇を出ませんが、やっぱり信号系等はシンプルにするっていうのが一番なのかもしれません。
あとは総交換した電解コンデンサーのエイジングが徐々に進んで電気的特性が少し良くなったとか、その程度しか思いつかないです。
抵抗も総交換していますけど、抵抗のエイジングは今でもオカルトだと思ってます。
はたしてこの謎現象、もし特性が悪化方向だったら徹底解明しなければ気がすみません。改善方向の変化なのでモヤモヤしますが面倒くさいので追求はしないで楽しみましょう。