思うところがあってSV-2A3の平滑回路を改造してみました。



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秋葉原のコイズミ無線で買った10μF 600Vのフィルムコンデンサです。



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思った以上にサイズがでかくて取り付けに悩みました。
5P立ラグを追加して何とか実装。
SV-2A3は整流管5U4Gから直接47μFへコンデンサインプットとなっていて、5Hのチョークを介してまた47μFのコンデンサでB電圧を平滑化してます。
初段の47μFは5U4Gにとっても規格外だと思うのですがどうなんでしょう。
整流管の選択肢を増やすために(274B等)初段の平滑コンデンサは10μF以下に抑えたくなります。
ということで整流管→10μF→チョークトランス(5H )→47μF+47μFという回路に改造してみました。



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改造後のシャーシ内です。なんとか収まりました。
セットして電源を入れた段階で改造前よりハム音が明らかに大きく聞こえます。
オシロで確認すると、ハムノイズが10mV以上出るようになってしまいました。
初段10μFのコンデンサインプットは決して小さ過ぎるというわけではないと思われます。
対策としてはチョークトランスを10H~20Hにするか、簡易的にはコンデンサインプットの前に100Ωくらいの巻線抵抗を入れるかということでしょうか。
チョークトランスの変更には数万円の予算が必要になりますので諦めました。
結局今回の改造は失敗。回路は元通りに戻しました。