獅子のメダリオン。
この初代モデルから現行モデルまでずっと引き継がれているグランドセイコーのシンボルです。



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グランドセイコーファーストの獅子メダリオンは欠落したり、メダリオンの周囲が緑青を吹いている個体が散見されます。
このメダリオンははめ込み貼り付けなので、汗や水分が浸透したりして少しずつケースが浸食してしまうのかもしれません。
いい状態のメダリオンがついている個体は貴重です。
その獅子メダリオンの向きはリューズに頭が向くように裏蓋をはめるのが正しい方向です。
「★GRANDSEIKO★」の真ん中のが3時方向になるようにはめます。
これは獅子のパワーを機械式時計の力の根源たるリューズに込めるおまじないなんだとか・・・
ほとんどの修理屋さんは12時方向に頭が来るようにはめてしまうので、グランドセイコーマニアは自分ではめなおしするのです。
この状態で裏蓋を外すときコジアケを差し込むわずかな隙間はリューズと反対側に来るのが正解。もし隙間が違う場所になってしまっていたら、外れたメダリオンを貼りなおした可能性があります。
なおスクリュー式の裏蓋になってからの機種は閉めたときのポジションはコントロールできないので、獅子の頭がどこに来るかはバラバラです。



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メダリオン部分に防水用の保護シールを貼りました。
ちょっとみっともないけど、メダリオンの紛失や汗の浸食を防いで後々悲しい思いをしないですむように・・・