グランドセイコーファーストの裏蓋パッキンが気になってました。



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パッキンが入っていない個体が散見されます。
この時代の時計にはそもそもパッキンがなかったのか、後年のメンテナンス時に劣化したパッキンを取り除いてそのまま入れられなかったのかはわかりません。
私のグランドセイコーファーストにはパッキンがありました。
でも入っていたのは丸形パッキン(Oリング)なんですよね。
ここってフラットパッキン(Fリング)が正解じゃないのかな?



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どっちが正解なのかわからないけど、個人的にはフラットパッキンのほうが収まりがいいので買ってきました。
こういうパーツも入手できる時計パーツの老舗、五十君商店で会社帰りに購入しました。



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わかりにくいけど左が丸形パッキン(Oリング)で、右がフラットパッキン(Fリング)です。
サイズは内径28.15mm 0.5mm厚です。



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パッキンには防水性向上のため専用シリコングリスを塗布します。
セイコー純正のパッキン用シリコングリスを購入。



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このシリコングリス、びっくりするくらい高粘度です。昭和の駄菓子屋で割りばしに巻いて売られていた水飴並みです。
100均の商品で自作したシリコン塗布器でグリグリしたら、あまりの高粘度にパッキンがよじれて失敗。
仕方なくヘラで伸ばして塗りました。



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シリコングリスを塗ったFリングを時計にセット。
ちょっとべちょべちょに塗りすぎですね。ハハハ。
これでOKと思ったら落とし穴が。
後日再び外した裏蓋側にグリスが全くついていません。
どうやら交換したFリングの厚みが足りず、時計ケース側の溝に完全に埋まってしまってパッキンの役目を果たさないようです。
入っていたOリングはノギスで計ってみると太さが0.6mm〜0.7mmあるようで、ケース側の溝に完全に埋まらずごくわずか溝の上端から出ています。
五十君商店で入手できるFリングは内径サイズこそ種類が充実しているものの、厚みの選択肢はほとんどなく、28.15mmもしくは28.25mmのものは0.5mm厚しかありません。
28mm 0.8mm厚というのもありますが、これだと幅が太すぎて溝にはまらないです。
パッキンの役目を果たさないのは本末転倒ですので、元のOリングにシリコングリスを塗布して使うことにしました。
念のため一度嵌めた裏蓋を外して確認すると、裏蓋側にOリングのグリスが付着していましたから、ちゃんとパッキンの役目を果たしていそうです。

はめ込み式裏蓋の腕時計は基本的に非防水です。いくらシリコングリスを塗ったパッキンを入れても防水にはなりません。
そもそもリュウズ周りや、絞ってベゼルにただ嵌めてあるだけのプラスチック風防は水に対して全く無防備です。
雨だけでなく汗をかくシーズンの使用にも気をつけなければいけません。