機械式時計は一生ものです。
一生ものの意味は、メンテナンス、修理をしつつ長く維持できるということであって、一生壊れずメンテもせず使い続けられるということではないです。
一生ものだっていうから高い金出して買ったのに、5年ごとにオーバーホールが必要でその費用が5万円(~10万円以上)もかかるって、ふざけるな!二度とxxxメーカーの時計なんか買うか!って暴れる人が意外に多い・・・



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生涯修理対応を約束しているパテックフィリップのような雲上ブランド時計は別にして、セイコーに限らず多くの時計メーカーは製造終了後何年か経ったら修理受付してくれません。
それでも修理専門業者はまだまだ国内にたくさん存在していて、機械式腕時計はそういう業者でどこでもメンテナンスできてしまうんですよね。
60年近く前のグランドセイコーファーストだってオーバーホールはもちろん、多少不調になっても修理できるのですが、パーツ交換になるような修理になると急に対応できる業者が少なくなります。
メーカーは当然パーツ供給していませんので、ストックがあるか、業界のネットワークでパーツを入手できるかどうかです。
ほんの一握りの修理業者(職人)は入手不可能なパーツを製作することもできます。10年前はそんな職人さんも探すのに困らないくらいは見つけられましたが、今はもうほんの一握りに減ってしまったようです。古い機械式時計を扱える時計職人さんも超高齢化が進んでますから。
パーツがないから修理できないという悲しいことにならないよう、チマチマと修理パーツを集めています。



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全パーツを収集することは不可能なので、手巻き式の古い時計で特に摩耗したり破損しそうなパーツを探してます。



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これらのパーツを使って自分で修理するわけではありません。
パーツさえあれば修理はしてくれそうな職人さんはこの先私が死ぬまでは存在していると信じてます。

困るのは外装関係の部品です。もう本当に入手困難ですし、さすがの職人さんでもオリジナルのケースや針は作れません。
使用すればいつかは摩耗して壊れる運命のムーブメントと違って、オーナーが気をつけていさえすれば外装パーツは壊れることはないですから、大切に扱います。