パワーアンプのTEAC AP-505にはとても満足しています。



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真空管アンプが使用できない(使用するのが苦痛な)季節がまもなく来ますので、熱くならないデジタルアンプ(クラスDアンプ)がデスクトップオーディオにはどうしても必要です。
かなり手を加えて素の状態よりは相当に音質が改善したと思っている私の真空管パワーアンプSV-2A3改は愛着もひとしおです。しかしあれこれ弄っていると本当に「いい音」を出しているのかわからなくなってしまう瞬間もあり、モヤモヤを解消するためにもリファレンス機と比べて確認したくなります。
我が家にはSV-2A3の他には、自作TA2020-020パワーアンプと、記事にもしていないNFJ方面の中華デジタルアンプが数台、それとリビングに5.2.1chサラウンド用AVアンプがあります。
こういっては何ですが、ちゃんとしたオーディオメーカーのピュアオーディオ用アンプがないんです。
AP-505を導入したもう一つの理由は、SV-2A3から正しくハイファイな音が出ていることを耳で聴いて比較して納得したいということです。(自己満足の世界)

その感想です。
SV-2A3はやっぱり素晴らしいなと思いました。巷で間違えて伝えられているイメージとは裏腹に、真空管アンプの音はスピードと音の熱量が抜群で、最新のデジタルアンプと比較しても古臭さなどみじんもありません。柔らかくてマイルドな音がするというのは真空管の見た目から勝手にそう決めつけられたんだと思ってます。
測定器で計れる特性はどうみても劣ります。特に真空管シングルアンプは超低域の波形はグズグズだし、ハイレゾソースの帯域をフラットに再生できるような周波数特性はありません。S/N比だって大したことないです。それなのに出てくる音は素晴らしく音楽的です。

AP-505はアナログ系統の音がするデジタルアンプです。安物デジアンっぽい雑な音はまったくなくなめらか。音の量感を保ったままビシッとコントロールの効いた低域とスカーっと伸びる高域が付加された気持ちがいい音です。
出てくる音のどこにもモヤっと感やクモった感がなくてひたすらに晴れやかで気持ちがいいです。
NFJ方面の弁当箱中華アンプがどれも長く聴いているとトーンのスムーズさが足りず音に飽きてきたり付帯音が耳について聴いていられなくなったりということがありがちですが、AP-505には一切ありません。それらと比べてはいけませんけど、基本的には同じスイッチングアンプなのに全然違う音が出てきますからね。
そして発熱は本当に少ないです。ケースを触っても人肌程度の温度にしかなりません。USB-DACネットワークプレイヤーのNT-505はけっこう発熱しますので、パワーアンプのAP-505がそれより発熱が少ないのは意外でした。

SV-2A3とAP-505を瞬間的に比較試聴したらAP-505が2ランクくらい爽やかな音質に感じます。そのくらいよく作り込まれたデジタルパワーアンプです。しかし当然ながら管球アンプの音は出せません。
じっくり聴き込むとSV-2A3の方が高帯域の音に混じり気がなく、低域の音に厚みがあります。
この2台はどちらも私の好み通りの音を出すお気に入りパワーアンプです。