真空管アンプTRX-P300S-WE300BとデジタルアンプAP-505を使い分けるにはアンプセレクターが必要です。
アンプセレクターは以前自作したものを使っていますが、バージョンアップ版を新規製作しました。



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いきなり完成ww
今回のアンプセレクターにはちょっとした仕掛けがあります。
セレクターで切り離したほうのアンプにダミー負荷(20W 8.2Ωのセメント抵抗)が繋がるようにしました。
真空管アンプは信号出力時に無負荷にしてしまうと最悪の場合故障します。このアンプセレクターは未使用アンプ側が無負荷になりませんので安心してパチパチ切り替えながらアンプの聴き比べができます。



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BTLアンプにも使えるようにGND共通にせずHOTとGNDを同時に切り替えます。
未使用側にはスピーカーの代わりにダミー負荷抵抗が繋がるよう配線をします。
2入力→1出力のアンプセレクターでこの機能を実現するために8回路2接点のロータリースイッチが必要です。
ロータリースイッチは接点がややこしいです。間違えないようにひとつづつ確認しながら配線します。
これは門田無線で買った東京測定器(株)製の2段8回路3接点のロータリースイッチです。タッピングビスで2接点に切り替え可能です。
超高級なオーディオ用ロータリースイッチではありませんが銀接点だし日本製ですから安心して使用できます。
このロータリースイッチはアンプセレクターとして考えると定格許容電力が不足していますが、私のデスクトップオーディオ環境においてはロータリースイッチの定格を上回る大パワーを常時出すことがないので問題なしと判断してます。



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ダミー負荷はかなり熱くなります。少し余裕をもって20Wの抵抗にしました。TRX-P300Sをフルパワーにしても大丈夫です。AP-505のフルパワーは無理ですよ。
脳内音質向上のために内部配線はオヤイデの3398-18を使いました。



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スピーカーターミナルは横一列に配置します。私はニチフのYラグ端子を使うので、ターミナルは上下に配置すると接続が困難になります。
使用したケースはタカチのアルミケースYM-200です。幅200mmのケースにきっちり並べられるようターミナルのサイズ選びも重要です。大型タイプだと並ばないので小型タイプを使いました。
かなりギリギリですが何とか並びました。
ケース加工は手持ちの電動ドリルを使って位置がずれないように慎重に穴あけをします。ちょっとズレたけどまあまあです。



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最低限のスペースで並べたため、ニチフ2Y-8端子が隣の端子と接触する可能性があります。使用の際にはYラグ端子をスピーカーターミナルに正確にまっすぐ固定する必要があります。
汎用性を重視するならケースサイズをもう少し大きくしてスピーカーターミナルのスペースを広げた方が安全です。
もっともバナナプラグを使えばこういう心配は無用ですね。



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動作確認後に蓋を閉めて、普通はゴム脚をつけて完成です。



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私はホムセンでカットしてもらった木材で自作したオーディオ台の側面に貼り付けて使用しますのでゴム脚はつけてません。
この台の高さに合わせるためにケースサイズは200mmにした次第。
場所を取らず切り替えもしやすくて良い感じです。

なおアンプセレクターとスピーカーセレクターは基本的に同じものです。今回のものも入力と出力を逆にすればアンプ1台にスピーカー2台を切り替えるセレクターになります。
この場合、当然ダミー抵抗は無意味です。オフ側のスピーカーと並列にダミー抵抗がつながるだけなのでこのままでも問題ありません。

セレクターは単純なわりにコストがかかります。
今回のようにできるだけ安価な汎用パーツで自作しても、部品代だけで8000円以上です。
ロータリースイッチやターミナル、ケースにこだわるとあっという間に数倍のコストになってしまいますから自制心が必要です。ww




※スペーサー製作しました
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デジタルアンプAP-505の電源が入らない、おかしい!
と思ったらスピーカー端子が緩んで隣のY端子と接触していました。
対策として、3Dプリンタでコの字型のショート防止スペーサーを作って差し込みました。
これで安心。