KEF LS50 Metaは前モデルのLS50から続く一つ目スタイルが特徴的なインダストリアルデザインで、スピーカーとしては奇抜な形です。



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デザイナーズハウスのオシャンティなリビングインテリアに置いたら絵になりそうなシンプルモダン系デザインなのです。
正直なところこの形はちょっとどうなの?と思っていましたが、実物を置いてみたら嫌いじゃないかも 。
今のところKEFはピュアオーディオ製品ですが、東京丸の内仲通りにまるでブティックのような直営ショールームを開設したりして、今後は高級品のブランディングに向かうようです。
それはそれで否定はしませんが、おかしな方向に進まないことを祈るばかりです。



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カッパーゴールドのユニットは最新のコンピューターシミュレーションと分析テクノロジーを駆使して開発されたMAT搭載12世代Uni-Qドライバーです。
同軸2ウェイユニットは低域も高域も同一の点音源から音が放射されるため、自然な音場再現性が得られやすいです。
そして中心部の高域ユニットの背面には「なにこれ?」という理解不能な迷路状の円盤、「MAT」が取り付けられて、背面から放射される逆位相の音エネルギーをほぼ完ぺきに吸収する構造です。
同軸2ウェイユニットにはアルミニウム素材の振動板が使われています。イメージとは裏腹にアルミコーンのユニットはメタル臭さがなく、キレの良さとしっとりしたスムーズなトーンの傾向がありますね。ハリ過ぎた刺激的な音が苦手な私にはとても好ましいです。



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メーカーロゴは上面にさりげなくステルス印刷されています。主張が控えめなのがいいです。
エンクロージャーの材質が何なのか不明です。
おそらくMDFだと思いますが、相当に硬い素材で作られていています。
エンクロージャーの補強も尋常ではないレベルでガチガチ。わずかな箱鳴りすら生じさせない徹底した高剛性さが感じられます。
特徴的な円弧形フロントバッフルは樹脂系素材の特殊成型品のようです。
このサイズのスピーカーとしてはかなり重いです。



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スピーカーターミナルはシングルワイヤーです。
個人的には気にしませんけど、このクラスでバイワイヤー対応でないことを残念がる人はいそうです。
そのスピーカーターミナルは周囲がなだらかに窪んだところに取り付けられていて造作が高品位です。普段見えないところにも気を使っている感じがいいです。



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背面バスレフポートです。
流体力学を用いて設計された特許のフレキシブルポートは…
よく分からない難しいテクノロジーで計算されているっていうだけで信用してしまう私…
背面バスレフなのに壁に近い設置でも低音が共鳴しないのはこのオフセットフレキシブルポートの恩恵なのかもしれないなと思ってます。
写真だとやけに安っぽいスピーカーに見えましたが、実物のKEF LS50 Metaは現代的な美しさとしっかり作り込まれたクオリティの高さに感心させられる高品位なブックシェルフスピーカーです。