どうしても300Bシングルが欲しくなって購入したトライオードTRX-P300S PSVANE WE300B仕様です。



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好きじゃないボンネットが標準で付属します。
すいません、改心します。夏場においてはボンネット快適です。
真空管の放射熱がかなり緩和しますね。デスクトップに置いて使っていて腕や上半身があまり熱くならないです。部屋の温度は上がるけど。
そのTRX-P300Sは言うまでもなくメーカーの完成品です。メーカー保証付きです。完成度は高いです。
設置すれば悩まずすぐ使えます。
・・・寂しい。
断腸の思いで手放したSV-2A3はロングセラーの組立てキットを買って自作しました。完成後もあれこれやといじくり回して、ヴィンテージ球を試したり、ハイエンド現行球を味わったり、気になるハムノイズ対策も完遂し、やり切った感があって愛着もひとしおでした。
TRX-P300Sにはそういう楽しみ(煩悩)がないです。
当たり前のように実用レベルでノイズレスですし、当たり前のようにいい音でまとまったサウンドなのです。手を付けるきっかけとなる問題がありません。
音に不満がなくても満足感向上のために汎用パーツで組まれているコンデンサーや抵抗をオーディオ用パーツに交換したいところです。
そもそも回路図が非公開なので手を加えようにも事前検討ができないです。初段12AT7のSRPP、ドライブ段12AU7、300B固定バイアスということしかわかりません。
せめてシャーシ内を眺めたいけど開けてしまったらメーカー保証は無効になるでしょうし、保証が切れた後で手を入れるにしても本機はプリント基板なので高級オーディオパーツに換装することも難しいです。
やれることはせいぜい各部の電圧を測定したり、信号をオシロで観測してみたりする程度。パーツ交換するとか、回路を変更するとか、真空管アンプを弄る楽しみはほぼないと思ってます。
あ、空中配線のほうが音が良くてプリント基板は音が悪いなんて言いません。ハイエンドソリッドステートアンプだってプリント基板ですからね。厚膜の基板を使ってしっかりしたノウハウでパターン設計されていればプリント基板で何ら問題なんかありません。そもそも自作以外で空中配線のソリッドステートアンプなんてありませんから。
じゃあ球ころがしという趣味もありでしょうが、PSVANE WE300B仕様を選んだので他の300Bに交換してみる気持ちが湧いてきません。これより安価な量産型300Bを使っても心は満たされないですし、本家WE300Bなんか買える値段ではないし。
そうなると次は電線病くらいしかやることがないけど、電線はプラセボ薬と同じで効果なんか気分次第ですからせいぜい笑って済ませられる程度のケーブルに交換するだけです。
アンプそのものに手を加えることは、球ころがしや電線やオカルトアクセサリーの類を試して音が変わった(ような気がする)のとは別世界なくらい別な音に変化します(良くなることも悪くなることも)。
その世界の住人は決してオカルト電線やアクセサリーには興味を持たないものです。
それがなくなってしまうとまたしょーもないアクセサリー系に手を出したくなります。
製品の完成度が高くて嘆くなんて本末転倒なのですけどね。
真空管アンプは作って弄って一喜一憂を楽しむ要素が大きい機器だなぁとつくづく思いました。