WILDSWANS PALMをニギニギしながらニタニタが止まらない。



IMG_2660
そんなPALMをメイン使いすべく、必要なものを収納するとどうなるか試してみます。
はたしてPALMには私が必要とするものがすべて収まるでしょうか。



DSCF2158
あらゆるところで指摘されているPALM最大の課題、それは一万円札が入れにくい問題です。
確かにネット等で書かれている通りです。とにかく一万円札の幅と札入れの幅がぴったり過ぎて1mmの余裕もないくらいです。指の腹を一万円札に沿わせて少しずつ札を滑らせながら入れていくしかありません。なのでくたくたよれよれの万券だと入れられないですww
しかしいろんなところで使いにくいという指摘を目にしていた私は、実際に試してみて「思ったほど難儀するわけでもないな」と感じたこともまた事実なのです。
あと2mmずつサイズアップするだけでこの問題は解決しそうですが、そうするとPALMがPALMではなくなってしまいます。ずっとこのままでいいのではないかと思います。



DSCF2159
五千円札、千円札は比較的スムーズに入ります。特に千円札は全く問題ないくらいするっと入ってくれます。
一万円札がすんなり入らないというのは、よく考えたら実は大きな問題ではありません。
なぜなら一万円札を財布に入れることは会計時にはあり得ないからです。
財布の中の一万札は出すだけで、戻ってくるときは必ず五千円札と千円札にくずれてるわけです。入れるのが難しい一万円札は家でじっくりPALMに入れればいいんです。
ちなみに渋沢栄一の新一万円札になってもサイズは現行一万円札と全く同じですからPALMに入らなくなる心配はありません。(新札が海外紙幣並みに小さくなればよかったんだけどね、残念)
将来的には海外のように高額紙幣がなくなる可能性だって否定できませんからね。



DSCF2160
札入れにはマチがなくタイトなつくりです。ミニ財布なので当然です。大量の現金を持ち歩くためのものではなく、最低限の現金をやむなく入れておくのですから。
深さ方向は十分です。はみ出してしまうようなことはありませんし、深すぎて確認しにくいこともないです。
ここには何枚くらいのお札が入るのか試していませんが、無理しない枚数は一万円札が3枚くらいと千円札が10枚くらいではないでしょうか。特に一万円札はサイズに余裕がないので仮に10枚以上入れたら、PALMを閉じた際に内部でお札が波打ってしまうような予感がします。
今の自分は現金で一万円以上の支払いをすることはありません。今後もPALMに入れておく一万円札は1枚か2枚だと思います。あとは千円札数枚に、五千円札は釣りで受け取ることがあれば1枚あるくらいでしょう。



DSCF2170
小銭入れにはフラップがありません。PALMを開けば即コインにアクセス可能です。
支払うのも釣銭をジャラジャラと入れるのも素早く対応できます。
その代わり札の出し入れや中のカードを出し入れする際、PALMを横にすると小銭が落ちてしまいます。レジ前でそれをしたらちょっとしたパニックになりますww
従ってPALMは必ずこの方向で開閉しなければならないです。私はPALMを買うまでもっとも心配したポイントですが、慣れれば意外にスムーズで特に問題とはならないことに気付きました。いや、むしろこのスムーズな支払い動線は快適かつ最強だと思ったりもしています。
ひとまわりサイズアップしてコイン入れにフラップがついたCASAが今年の夏に新登場しました。PALMのフタなしコイン入れにどうしても馴染めない人にとってはCASAがあります。



DSCF2172
フラップやファスナーで閉じない小銭入れなので、PALMを逆さにするとこんな感じで中のコインが半分くらい出てきます。写真には写っていませんが1円玉だと2/3くらい出てる感じです。
先々エイジングが進みPALMがペタンコになってくると、Rを描いている曲げ部分が潰れてこの部分の隙間も増えてきます。そうなると小銭が漏れるんじゃないかと心配したりしますが、閉じたPALMから小銭が漏れるという話は目にしたことがありません。製作者サイドだってそのくらい十分に考慮して設計していると思いますから、私の心配し過ぎでしょう。



DSCF2179
コイン入れ内にはWILDSWANSならではの構造で下部だけが縫われたフリーのベロがあり、背面側にカードを収納できるようになっています。
ここには無理すれば10枚くらいプラスチックのカードが入ってしまいますが、さらにコインを入れて閉じようとするとかなり不格好になります。
いろいろ試したところ4枚だと無理が出始め、3枚だとスリムなまま入れられることがわかりました。
私はここに運転免許証、メイン銀行のキャッシュカード、サブのクレジットカード(ヨドバシカード)を入れています。
なおカード3枚とコインは20枚くらいなら無理せず入りそうで、少なければ少ないほどすっきりするのは当然です。
会計時は小銭を数えるのが面倒くさくてついつい千円札で支払いがちですが、釣りの硬貨は使いどころがなくて増える一方です。支払いに多少モタついたとしてもできるだけコインは溜め込まないようにしたいところです。



DSCF2178
外部の背面にカード入れが備わっています。
見た目のすっきりさが犠牲になる反面、クレジット払いがメインの人ならこのカード入れの存在は最強です。
メインのクレジットカードをここに入れておけば日常の決済は財布を開くことなく完結してしまいます。
無理すれば2枚くらい差し込めそうですけど、美観を損ねますので1枚にしておくのがいいと思います。そのほうが会計時にあたふたせず使いやすいですしね。
外部ポケットではありますがカードが滑り落ちてしまうような心配はありません。かといってカードが取り出しにくいほどキツキツでもなく、よく計算されて正確に作られたちょうどいいテンションです。
カードポケットの深さが絶妙で、カードが出過ぎてみっともない状態にならず、沈み過ぎて取り出しにくいこともなく、本当によく考えられていると感心しました。



DSCF2180
内部のこの部分にもポケットがあり、プラスチックのカードも差し込めてしまいます。
しかしメーカーとしてはホックと干渉してカードが破損する可能性があるため、ここにカードを入れることは推奨していません。



DSCF2181
ということで私はここに神社でもらった金運守りの小判wwと、いざというとき最強のお守りになる一万円札を4つ折りにして入れています。この一万円札はあくまで有事の際に使うお守りです。
なおホックの部分にもスリットになっています。ここに何かを入れることはメーカとして禁止しています。スリットになっていますので電車のキップみたいなものをはさんでおくことはできそうですが、そもそもキップなんて買わないですね。



DSCF2162
という感じでPALMに中身を収納し閉じたところです。
パツンパツンになるようなことなく、コロッとしたフォルムを維持できています。
買ったばかりなのに既に愛着を感じずにはいられない財布です。
イングリッシュブライドルレザーはとても傷がつきやすく、バッグの中に入れているだけなのに線キズやへこみキズがつきます。使い初めはとても気になりますけど、そのうちキズだらけになれば自ずと気にならなくなります。



DSCF2163
サイドから見たところも無理やり感はありません。
美しいです。素敵すぎます。



DSCF2173
これまでの財布に入れていて、PALMに入れられなかったものは4枚でした。
サブの銀行キャッシュカード、居酒屋のポイントカード、そしてお守り関係2枚ww
財布と一緒に持ち歩く必要性は特にないので、これらはカード専用ケースに移設しました。
究極のミニマリストにはなかなかなれませんが、財布の小型化が進むにごとに中身の断捨離も進みます。