ワイルドスワンズ パームを使い始めてから、これは最強のミニ財布ではないかと思ってます。



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いまやお店で現金支払いをする機会がホントに少ないんですが、そんな数少ないレジでの現金会計シーンでも、クレカ会計シーンでも、PALMの支払いワークフローのスムーズさには感服してます。
外側背面のカードポケットの存在と、開けば即コインと札にアクセス可能なことなど、財布に操作性という概念があるとすれば、これ以上のスペックはなかなかありません。
ワイルドスワンズよりさらに革マニアを喜ばせる重厚で手間をかけた革製品を作る工房は少なからずあります。
しかし美しさと実用性を高いレベルで満足させてくれるPALMは、まだ1か月ほど使っただけなのにお気に入りの相棒になることが確定なのです。



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そうなってくると外出時の「これひとつ」化をさらに強化したくなり、今まで使っていなかった車のカードキーを収納してみました。
PALMのコインケースには車のカードキー、運転免許証、サブのクレカ、銀行キャッシュカードを収めてます。
カードキーの厚さは3.3mmで、プラスチックのクレカ4枚分強の厚みです。
私はパームのコインケース内にはカード3枚までが使いやすいと結論づけましたが、カードキーとカード3枚を入れるとカード7枚相当になってしまいます。



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コインケース内にカードキー+カード3枚を入れた状態でこんな感じ。この時コインは13枚ほど入ってます。
不格好ということはなく、違和感を感じない程度です。
その代わりフラップ側の裏に入れていた金運小判のお守りwは出しました。これでフラップ側が多少曲がるようになるためホックが留めやすくなります。
メーカーもフラップ側にはカードを入れないことを推奨してますしね。



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私のパームはイングリッシュブライドルのブラックです。
各種あるレザーの中でなぜイングリッシュブライドルなのかは、「すぐ手に入る&一番安い」からです。
ワイルドスワンズではそれまでの定番だったサドルプルアップレザーが入手できなくなり、2021年12月現在で最もレギュラー化しているのはイングリッシュブライドルレザーになっています。
ワイルドスワンズファンには不人気な革だと思います。ブライドルなのにそれっぽくないし、がっつりした革感に欠ける手ごたえだったりするのが要因ですかね。
ピット槽でタンニン液に漬け込んでじっくり時間をかけて鞣され、その後しっかりと蜜蝋を浸透させたレザーは握るとギュッ、ギュッと鳴きます。
革としての質感はかなり上質だと思います。野性味に乏しいけどスムーズでしっとりしていますから、どっちかというとドレッシーなバッグや革小物にマッチするのかもしれません。
それでもブライドルレザーらしく表面が傷つきやすいです。使用開始して1か月、パンツのポケットには入れず常にバッグに入れてあります。週末はボディバッグやサコッシュなどの小さいバッグに入れていて、一緒に収納している他の持ち物と当たった凹みや線キズが付いています。
何年も使えば傷だらけになりますし、革の表情がもっとツヤツヤになってくるはず。
キズを含めたエイジングが革の味わいですから必要以上に気を遣うようなことはありません。

しかし革財布のPALMだけで3つもブログネタにできるとは我ながら予想外です。
WILDSWANS PALMにすっかり魅せられてしまいました。