素敵すぎてハァハァが止まらないくらいお気に入りです。



IMG_3643
ワイルドスワンズ PALM-V2 クロコダイル
自分の持ち物はブラックにするのが近年のマイブームだったのに、お店のスタッフにクロコダイルのチョコのエイジングサンプルを見せられて、「やべぇ、自分もこんなふうに育てたい」って心変わりしました。
数年でチョコから艶やかな黒に変化するその魅力にすっかりやられてしまったのでした。
ワイルドスワンズのクロコ革はナイルクロコとのことです。クロコの種類にはあまり詳しくないのですが、斑の感じからそうかなーって思ってました。
クロコ革は革の取り方で斑の様子が変わり、商品はすべて違う表情を見せます。定番品であっても一点ものということになり、ワイルドスワンズの直営店では在庫の中から好きな斑の個体を選ばせてもらえます。
私はクロコといったら竹斑。そしてできるだけ斑が揃っているものが好きです。
この辺りの好みは人それぞれで、竹斑から玉斑に変化していく表情が同居している革が好きっていう人もいるでしょうし、玉斑が好きっていう人もいると思います。
私は竹符が3列できれいに揃っているものにしました。店頭で見た中では5列の竹斑で少しずつ玉斑に変わっていく表情の個体も素敵でした。
少し悩んだけど、クロコ革のワイルドな存在感ががっつり堪能できるこっちを選択しました。



IMG_3636
憧れのクロコ財布です。
大事にしたいので買って間もないタイミングで革のメンテナンスをしました。
どんなクリームを使えばいいのかわからないのでネットで調べて揃えました。



IMG_3641
外装のクロコ革にはサフィール・レプタイルクリーム。
爬虫類革専用のクリームです。
プルルンとした感じのクリームです。最初は塗り広げやすいけどすぐ乾き始めて摩擦が大きくなり塗り広げられなくなる感じです。このクリームに不慣れでなかなかうまく塗れず、何度もやり直しているうちに厚塗りになってしまった・・・
やむなくそのまま磨いたらおお!っていう感じの艶が出たけど、なんか微妙です。
クリームの塗りすぎは革にとってあまりよくないで、馬毛ブラシでしっかりブラッシングして余分なクリームを取ってポリッシングしたら元のハーフマット仕上げの渋い表情になりました。
手触りはしっとりすべすべのもっちり肌に仕上がり良い感じです。
クロコは年2~3回くらい薄く専用クリームを使ってメンテナンスしていくのがいいみたいです。



IMG_3640
PALM-V2の内装はサドルプルアップに代わって最近のワイルドスワンズ定番になったイングリッシュブライドルです。
フルグレイン(銀面を削っていない)のイングリッシュブライドルはその名称のとおりブライドルレザーですから鞣しの段階で内部までしっかり蝋分がしみ込んでいます。ワイルドスワンズでは「クリーム不要」と案内しています。
特にブライドルレザーは購入直後にクリーム塗布するとシミや変色の要因になるから避けるようにと記載してある革メーカーすらありました。
それでも私は革製品を使い始めに軽くメンテナンスしないと安心して使えない気持ちになります。
メーカーの指示を尻目に、定評があるコロニル1909シュプリームデラックスクリームを使ってお手入れしました。
このクリームもややプルっとした感触で、伸びが良くて塗り広げやすいです。デリケートクリームに似てるけど蝋分が多めっていう感じですね。
適度に塗ってからブラッシングして余分なクリームを取り除いてポリッシングしました。
もともと油分を多く含んでいるイングリッシュブライドルレザーとはいえ、やっぱりクリームを塗れば手触りはしっとりとして吸い付くような質感になり、控えながらやさしい艶が出て革が生き生きとします。
イングリッシュブライドルは特に激しい乾燥がない限り空拭きでのお手入れが基本ということなので、この先は様子を見つつお手入れしていこうと思います。



DSCF2590
陽の光の下でまた違った表情を見せるワイルドスワンズ PALM-V2 クロコ チョコ。
美しくかっこよく、そして最高に使いやすいミニ財布です。
完全キャッシュレス社会になるまではこれから常に一緒に過ごす大切な持ち物です。