実用精度がとても良好なTISSOT PRX オートマティック。



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静的精度がどうなってるのかなと思って、ゼンマイは手巻きで目いっぱい巻いた状態で、いつものタイムグラファーで歩度を確認してみました。



1-文字板上
平置き(文字板上)です。
+0.3秒/日とほぼ誤差なし。
ビートエラーもなく、振り角は元気いっぱいです。



2-文字板下
文字板下です。
+0.1秒/日でほぼ日差なし。大変良好な歩度です。



3-3時上
リューズ上です。
ありゃりゃ。-14.7秒/日と大きな遅れになります。ビートエラーがわずかに増え、振り角が減りました。



4-3時下
リューズ下です。
+4.6秒/日になりました。



5-12時上
12時上です。実際の着用シーンでこの姿勢になることはほとんどないですね。
-4.7秒/日と遅れ気味になります。



6-12時下
12時下です。
-2.2秒/日とわずかに遅れ気味。

この結果を見る限り、TISSOT PRX オートマティックのPOWERMATIC 80キャリバーは姿勢差が大きくてクロノメーター級の精度というわけではなくて、私の使用パターンと時計のクセがうまくかみ合って、総合的に素晴らしく良い精度にまとまっているということになっているみたいです。